2008年12月18日木曜日

3.言語

言語の諸条件

「初源的語」(それら自身によってだけそして単位によってだけ「分割できる」[初源的語])の探求。
ラルース辞典を取り出し、そして「抽象的」と言われるすべての語を、すなわち具体的指示対象をもたないようなすべての語を書き移すこと。
これらの語の一つ一つを指し示す概略記号を構成すること(この記号は停止原器を使って構成できる)。
これら記号群は新しいアルファベットの文字群 と見なしてしかるべきである。
いくつかの記号グループが決定するだろう。
(この[文学]において実詞[広義の名詞から形容詞を除いたもの]、動詞、副詞、語尾変化、動詞活用、等々に対応するようなものを差異化するために─すベての色を利用すること)
理想的連続性の必要性すなわち、それぞれのグループはある種厳密な意味作用によって他のグループに結びつけられてよいだろう(それは一種の文法であり、文章の教育的構成はもはや要求しないが、諸言語の差異そしてそれぞれの言語固有の「言い回し」は無視しながら、実詞の、否定の諸々の抽象作用、動詞に対する主語の諸々の関係等々を、記号=原器を用いて計量したり計測したりするし、(それは次のような新しい関係を、つまり今現用されている言語や来るべき言語の具体的アルファべット形式によっては説明しがたい動詞活用・語尾変化・複数と単数・形容詞化[原文はadjectivationだが、普通はadjectivisationである]を表わす)。
 このアルファベットは十中八九このタブローのエクリチュールにしか適さない。

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