2008年12月24日水曜日

6.技巧

射撃痕

多かれ少なかれ遠くから。そして一つの標的に向かって。この標的は結局(透視図法における)消失点に対応するものである
得られる形象は、ある三次元物体の主要点の(技巧の)投射となろう。この投射は最高の技巧を凍らしたときには、ある点(標的)に帰着することになろう。
並の技巧によるときは、この投射は標的の減速したものになるだろう。(数々の新しい点[標的の琴々の写像]のそれぞれは一定係数の隔たりを持つだろう。この一定係数の隔たりとは、記憶でしかなく、慣習的にメモされうる。(さまざまな射撃痕がそれらの距離にしたがって 白地に黒で着色されて)─
一般的には、得られる形象は、減速した標的本体の見えうる[voyableという語はない]平面化(移動中の標的本体の停止)である。
発射銃、   先端に新しい絵の具のついたマッチ棒
この作業を九回反復する─同じ箇所に三回×三回。
A 三回の射撃痕
        C 三回の射撃痕
B 三回の射撃痕
ABCはどのような対象であれその一平面のなかにある。            
そしてそれらは減速した標的本体の構図を表わす。              図5
 風─通風、ピストンのため。
 技巧─数々の穴のため。
 重量─停止原器のため。
  発展させるべきところ─
透視図法(あるいはまったく別な慣習的な手段、発射銃……)によって線やデッサンは「強制されて」いるものであり、「いつも可能であるもの」のおおよそを失い、さらにはこの透視図法(あるいは別な慣習)にしたがって不可避的に生成する標的本体あるいは最初の対象を選んだことのアイロニーも失う。

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