レディメイドを明確にすること
来るべき瞬間(しかじかの日、しかじかの年月日、しかじかの分)に「あるレディメイドを書き込む」を予定すれば。─そのレディメイドはそのあと(どれほど遅れようとも)探し求められるだろう。
したがってそのとき重要なのは、この時間特性[horlogisme]、この瞬間なるものである。何かの機会にしかじかの時間に述べられた言述みたいなものである。それは一種のランデヴー[会う約束]である。
─この年月日、時間、分を当然のことながら情報としてレディメイド上に書き込むこと。
同じくレディメイドの模範的側面も。
相互的レディメイド
レンブラントの絵を一枚アイロン台として使うこと。
貯金帯(あるいは缶詰)
音の出る何か分からないものを閉じ込めてある箱を使ってレディメイドをつくり、そして箱をはんだづけすること。
銅版と紐の玉でできた半<レディメイド>のなかにすでにできている。[図3]
病気のタブローをあるいは病気の<レディメイド>をつくること。
氷ばさみ小売り<レディメイド>として買うこと。
一年単位のレディメイドの数を制限すること(?)
レディメイドの射影
近づけられた二、三、四つの(レディメイド)の射影。
場合によったらそれの引き伸ばしの一つを使い、そこから一つの形象を取り出すこと。この形象とは(たとえば)それぞれの(レディメイド)のなかに取り込まれている等しい[長さ]によってつくられた形象であり、投影によって射影の一部になった形象である。
たとえば 最初の(レディメイド)のなかの一〇センチ。
第二の(レディメイド)のなかの一〇センチ。
等々。
これら一〇センチのそれぞれは射影の一部になったものである。
これら「なった」ものを取り出してから、オリジナルな投影における互いの位置関係を変えずに、透写によりそれらの模写をつくること。
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